小説「すべてがFになる」

森博嗣が作家として活躍するきっかけとなる小説「すべてがFになる」を
読んでみました。この作品は、1996年に第1回メフィスト賞を受賞し、以降連載される
S&Mシリーズ *1 の最初の小説です。孤島の中で発生する密室殺人を
犀川創平と西之園萌絵が華麗に解決します!

[wiki] すべてがFになる - Wikipedia
[wiki] 森博嗣 - Wikipedia

ストーリーの概説は上記のWikipediaのリンクに任せるとして、この作品で
特徴的なのは、コンピュータに関する記述がとても多いこと。個人的にこれだけ
コンピュータ関連の話が出てくると、直感的に分かる人ってなかなか
いないんじゃないかな~と危惧する面もあります。トリックの話でも、これを
解こうと思ったら、コンピュータで何ができて何ができないかをはっきりと
知っておく必要があるんじゃないかと。

例えば、タイトルでも「すべてがFになる」と言われてもほとんどの人は
なんのことか分からないんじゃないかと思います。(かくいう自分も、Fは
成績のランクのF→失格かと思っていました。)
でも、そのタイトルの示す意味が分かるように、いろんなところに伏線が
張ってあるのは素晴らしいですね。

一番最後の記述の、机に置かれた黄色いレゴブロックの一片を
「立派なおもちゃの兵隊になることを夢見た小さな孤独」と表現してるのも、
これまでのストーリーと絡めて考えるととてもしっくりくる表現だと思いました。

この作品から、四季シリーズやその他のシリーズにも派生していく
らしいので、もっと別の作品も読み進めてみることにします。
*1 : エスエムシリーズ

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このページは、tetsuが2008年6月22日 14:52に書いたブログ記事です。

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