新書「美しい国へ」

小泉首相の後継候補として注目を浴びている安倍晋三氏の著作「美しい国へ」。これを読めば、彼の提案している政策について理解が深まるかも、と思って読んでみました。

ですが、正直言ってこの本はあまりお勧めではありません。なんとなく言いたいことは分かるのですが、全体として述べたいこと、つまり本の主旨が分かりにくい印象を受けました。細かくトピックとして挙げられていますが、毎回「主張」→「それを裏付ける例」→「結論」みたいになっていて、単調で説得力に欠けているように思います。せっかく章立ててあるのに、もったいないです。もっと強調すべき点を詳細に記してあったほうが、分かりやすいと思います。

また、とりあげる例もいろんなところから引っ張ってきているので、都合がよいものばかり選んだように感じられて、やや嘘くさい感が否めません。せっかく1章では昔から順番に並べているんだし、一貫性のある例を用いたほうがよかったのではないでしょうか。

もし今からこの本を読むという方がいるなら、あまり期待はしないほうがいいかも。あと、読む時は裏づけとなっている根拠が必ずしも正しいわけではなく、ひとつの解釈として受け止めるようにした方がいいと思います。

(9/18 追記)
Amazonのレビューも見てみましたが、さまざまな意見があるようです。
個人的には、pinokiosanのレビューが一番近いように思います。

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このページは、tetsuが2006年9月18日 22:01に書いたブログ記事です。

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