「書きたいこと」≠「伝えたいこと」

最近、語彙の減少がすごく顕著になってきてます。本もろくに読まないし、読んでも新聞かネットのニュースくらい。ついでに文章の構成もなんだか微妙で、あとで読み返すと稚拙な表現がたくさん出てきます。所詮日記なんで、別に自由に書いてもいいじゃないか!と思ったりもしますが、他のブログと比べるとやっぱり表現力の違いというものを感じずにはいられません。

伝えたいことをどうやって伝えるか。文章として書くときに、何を書くべきで何は書かなくていいのか。書きたいことはたくさんあるけれど、必ずしもそれを書き並べただけでは全体として伝えたいことが伝わらない。この「書きたいこと」≠「伝えたいこと」という図式は、きっと文章を書く上で必ずひっかかる場所だと思われます。

たとえば、あるできごとがあって、すごく楽しかったことを伝えたい。まずこんなことがあってこのあたりがこうなって・・・と、きっとそのできごと自体を伝えることはそれほど難しくない。でも、そのできごとを伝えつつ、すごく楽しかったことを相手に分かってもらうことはきっと難しいはず。それは、やっぱり実際にそのできごとを体験したわけではないし、感じ方はみんな違うから、伝えたかった「すごく楽しい」という感情はなんだか微妙に違うものとして伝わってしまうから。だから、実際にあったできごとの伝え方を変えることで、この「すごく楽しい」という感情を伝えるんじゃないかと。

だから、本当は知っておいてほしいけど書いてないこともたくさんあって、きっと文章を作った人は「あ〜、もう少し書きたいことがあったんだけど」と感じずにはいられないはず。書けば書くほど伝わるなら分かりやすいんだけど、必ずしもそうじゃないから、みんな何度も読み直して推敲して、それでも不安な感覚は取り除けなくて、いつもどこか満たされない部分がある。そんな、いわば未完成のままの文章が、世の中にはきっとたくさんあるんだろうなと思えてきます。

普段なかなか時間が取れないですが、ちょっとした時間に本を読めればすごくいいのになぁと思える今日この頃でした。

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このページは、tetsuが2006年3月 9日 13:01に書いたブログ記事です。

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